2023.3.28
3日目の20:00、私たち家族はベトナム中部のダナンへ到着していた。南部のホーチミンからは1時間半ほどだった。東京・福岡間くらいの距離らしい。真夏の東京のような暑さだったホーチミンとは違い、ダナンは過ごしやすい気候だという事がすぐにわかった。
既にホーチミンの空港で夕食を済ませていたので、ホテルに直行することもできたが、ダナンの夜の雰囲気も味わいたいと思い、ダナン最大の「ソンチャー・ナイトマーケット」に寄ってみることにした。このマーケットでは、新鮮なシーフードやB級グルメが充実していると言われている。
ダナンのランドマークであるロン橋・ドラゴンブリッジを渡ってすぐ左にそれはあった。入り口からして豪華。子供向けのお店として、綿あめ、おもちゃ、遊具などが目に入った。特に興味を引いたのは、20cm程のキャラクターのぬいぐるみくらいの大きさの白い人形に、絵の具みたいなもので色を塗るお店だった。荷物になると思い諦めたが、後でググったりChatGPTで調べても何だったのか全く情報が掴めなかった。
発砲スチロールか、石こうだったのか、ぬいぐるみなのか質感は不明だった。せめて写真1枚あれば画像検索が出来たのにと後悔した。
ダナンでは食べ物屋台も多く、特にシーフードのBBQが人気があるようだ。焼いたエビが好きなのでビールと一緒に注文した。エビは2尾で40k(約230円)で手軽に楽しめる価格だった。ダナンではこのラガービールのラルー(20k)が人気らしい。ベトナムには他にタイガービールもあるのでちょっと紛らわしいが、屋台で飲むビールは格別で最高の気分だった。
欲を言えばナイトマーケットをもっと味わいたかったが、我が家の就寝時間は早い。すぐにホテルに移動した。そのホテルは海に近く、屋上にインフィニティプールがあり、朝食ビュッフェが付いていて、まさにリゾートホテルと呼べるものだった。私には一生縁がないと思っていたが、コロナ禍で客足が減ったのか格安で予約が取れたのだ。円安になったとは言え、まだまだ有難みを感じられた。
ダナンではこういったリゾートエリアが中心に発展しているようだ。やはりここにも開発中のホテルや、開発を中断したようなホテルが見られた。
翌朝、水着に着替えてプールや海で過ごした。海は私たち家族にとって、特に子供にとって大好きな場所だ。
チェックアウトまでの滞在が短かったため、すぐに出発することになったが、ここがリゾート地として人気を集めていることを実感できた。物価が手頃で気候も温暖、海も美しく、シーフードも美味しく、ビールも豊富で、本当に楽園だった。ここで1年ほど生活できたら素晴らしいだろうと思わずにいられなかった。
私たちは、リゾート地を後にし、西へ40km標高1500mの高原へと向かったのだった・・・。