13.首都到着・ハノイの夜

2023.3.30

私たちは、五行山を観光し終えてダナン国際空港へGrabで行き、飛行機でハノイのノイバイ国際空港に着いていた。ホーチミンが首都だと思って予約したベトナム旅行だったが、ようやく首都ハノイに来る事が出来た。

空港からホテルまでGrabで送ってもらい、荷物を置いて早速ハノイの街に繰り出してみる事にした。

ホーチミンもそうだと思ったが、ハノイの方が断然ゴミゴミしていた。道路には圧倒的なバイクと車、通りには観光客で溢れていた。排気ガスが凄いのでバイクを乗っている人はみんなマスクをしている。確かにマスクをしていないと喉がやられる感じがする。ホーチミンは道路が整備されていたが、ハノイでは細い道や入り組んだ道が多い印象だった。

私はハノイの方が心地よく感じた。初めて来たはずなのにどこか懐かしい感じがしてワクワクしていた。

信号がない場所で道路を横断するのが至難の業だった。途切れる事なくバイクが流れてくるので、ゆっくり牛歩のように進んでいって、避けてもらうしかないのだ。

信号や横断歩道があるにはあるが、渡ろうとしても残ったバイクがすり抜けてくるので油断は禁物だった。家族で手をつないで横断した。命がけだった。

夕食を取ろうと、ホテルから少し歩いたところにある、タヒエン通り通称「ビアストリート」に向かった。

小さな机と椅子が通りに並んでいて、若者や観光客で溢れて賑わっていた。この雰囲気を味わう為にハノイに来たといっても良かった。

通りの一番ごちゃごちゃしていた交差点のお店に決めた。交差点で座って飲めるというのも興味深かった。席に座るとビールの売り子の女性達に囲まれた。それぞれが自分のビールを売ろうと、「サイゴン!」「ハノイ!」「タイガー!」など全員が耳元で銘柄を連呼してきたのだ。私は圧倒されたが、落ち着いてハノイ最初のビールにハノイビールを頼んだ。

子供がイカ好きなので、以下の揚げ物と、鍋料理が気になっていたのでこれを頼んだ。私しかお酒を飲まない為、じっくり飲む事は無かったが、鍋があったので3本飲む事が出来て心地良い気分でお店を後にした。

観光客向けの目立つ場所だったのでもっと高いと思ったが、飲み物を合わせて600k VND(約3400円)だった。

デザートにベトナム風ぜんざいのチェーを食べる事にした。チェー専門店があったので帰りに寄ってみた。自分で氷を入れて冷たく出来るタイプのお店で、机にくだいた氷が置かれていた。お餅が入っていてモチモチして美味しかった。

ホテルはホアンキエム湖の近くだったので、少し散歩して気分良く眠りについた。

つづく