最安値の飯盒(キャプテンスタッグ)を購入してからただの白飯がご馳走に変わった理由と飯盒の使い方

キャンプを始めたばかりの頃、キャンプ用品のお店でこの飯盒を見かけ、昔ボーイスカウトのキャンプに参加した際に、飯盒でご飯を食べた事を思い出しました。そしてそれが妙に美味しかったように感じました。

そんな思いにふけつつ飯盒を手に取り、これでキャンプの時のBBQの焼き肉をご飯にバウンドさせてみたい、ご飯を飯盒で炊いたらかっこいいしサバイバルっぽい。とウキウキして購入したのがキャプテンスタッグの飯盒でした。

今回の記事ではこのキャプテンスタッグの飯盒についてのレビュー・感想・口コミと、飯盒の使い方について記載しておきたいと思います。この独特な形を「兵式」と呼びます。

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キャプテンスタッグの飯盒について

その構成

黒のふたを開けると中ふたが1つ入っているだけというシンプルな構成です。

しかもこの中ふた一杯が2合という軽量カップを兼ねた作りになっています。水の両も中に線が引いてあるので家で何も計る必要がありません。現地でお米買っても大丈夫なわけです。

この中ふたを取ってから炊くという点にいつも気を付けています。取らなくても大丈夫という話もありますが自分が中ふたを取らないで炊いた際にはぐつぐつ言わない状態になり、完全に焦げ付いてしまったという事があります。

その値段

1000円ちょっとです。他の飯盒と比べていかに最安値かわかるかと思います。

かと言って物持ちが悪いというわけではありません。

冒頭で触れたように、自分はキャンプ道具を揃える前から飯盒を持っていました。それから数年間使用していますがシンプルなので壊れるとか壊れそうとか全くありません。焦げついた時もこすって落とせました。

余計な機能はいらない。飯盒といえばこの飯盒です。シンプルイズベスト。

飯盒の使い方・BBQでの美味しいご飯の炊き方

1.お米を計ります

先に触れたように中ふたは約2合の軽量カップです。中ふたを利用してお米を計り、本体に入れます。

2.お米を研ぎます

そこにお水を入れてお米を研ぎます。

面倒な場合は、ふたを押さえてガシャガシャと振る事でも研げます。

水が白くなくなれば研ぎ終わりです。

3.お水を入れます

本体の中に水のメモリがあるのでそこまでお水を入れます。

4.寝かせます

家でご飯を炊く際もそうですが、火にかける前に一旦この冷たい水の状態で30分寝かせます。時間がない場合は少し多めにお水を入れれば大丈夫です。

5.炊きます

キャンプなのでBBQコンロで良いです。

炊く工程を以下に細かく書いておきますが、食べられれば良いという場合はだいたいで良いです。

5-1.弱火で炊く

注意点としては最初10分は弱火にします。いきなり強火でも問題ありませんが硬くなってしまうので美味しさを求める場合は弱火にします。

BBQコンロでしたら端っこに置いたり半分だけ置くなど工夫して弱火に調整します。

5-2.強火で炊く

弱火で10分経ったら強火に持っていきます。キャンプのコンロでしたらど真ん中に置きます。狭い場合は真ん中めという感じです。もちろん中火を経由してからの強火がベストですが、出来ればで良いです。

しばらくするとぐつぐつして吹きこぼれ出します。5-10分ほど見守ります。

5-3.弱火で炊く

ぐつぐつして吹きこぼれが弱くなってきた頃、中のお水がなくなってきています。ここで弱火にします。強火のままだと、お水がないのに火が強いのでおこげになります。おこげを敢えてつける場合はここで調整します。

ふたを開けても大丈夫ですので、こげの調整または、こげないように確認しながら5-10分ほど待ちます。

6.蒸らします

中のご飯を食べてみます。芯があればもうちょっと弱火で炊きます。もう一回炊く際に水分が無さそうでしたら、焦げにならないよう注意してお水を少しかけてあげます。

芯がなければ、飯盒をふきんやタオルなどで持って逆さまにして蒸らします。

逆さまにする際に滑ってぶちまけないように気を付けてください。ここまで来て悲しい事になっちゃいますので。

お箸などの傷がつかないもので逆さまにした飯盒の背中をコツコツ叩きます。ご飯を底から落とす為です。

7.ご飯を盛ります

おこげや、むらがある場合があるので、全体的に混ぜながら均等に人数分盛ります。

飯盒の外ぶたや内ぶたに盛る事が出来るので、お茶碗はなくても大丈夫です。雰囲気も味わえますし、是非飯盒のふたでお召し上がりください。

↑の写真は意図せず出来たおこげです。

↓七輪を使ってふっくら炊けました。

飯盒を使ってのレシピ

キャンプと言えばBBQですが、野外料理と言えばカレーもありますね。2泊する際の献立の1つに入れるのも良いですね。自分で炊いたご飯でのカレーは一味違いますよ。

↓はうまく飯盒で炊けたのですがカレーをかけてしまい見えません・・・。

前日使ったBBQコンロです。子供と一緒に切った不揃いの野菜なんかでアウトドアカレーをご賞味ください。

他には写真がないのですが、ご飯系ですと、炊き込みご飯も出来ます。

↓牛タンをバウンド。シンプルにBBQ(バーベキュー)のお肉を乗せるだけでもOK。

あと、飯盒を鍋として使う視点に切り替えれば何でも出来てしまいます。

チーズフォンデュもしました。↓外ぶたも内ぶたも火にかけられるので、そのまま調理器具にもなります。

思考を切り替えて、ラーメンやスパゲッティなどの麺類を作る鍋としても使えます。

インスタント系のラーメンを保存食として持っておいても良いですし、飯盒もキャンプ道具に1つの鍋として入れておくのも良いかもしれません。

最後に

今回はキャンプ初心者時代だった頃から愛用し続けているキャプテンスタッグの飯盒について記載しました。何故飯盒を持っていた方が良いのか、またその楽しさ、美味しさが伝われば何よりです。

キャプテンスタッグの飯盒では最安値の同価格帯で「丸型」もありますね。中にガス缶など入れておきたい場合は「丸型」が良いでしょう。自分は、懐かしい思い出は「兵式」でしたので「兵式」を愛用しています。