Amazon VPC(Virtual Private Cloud)の作成手順と概要

概要

VPCとは何なのか、それはLANのクラウド化です。クラウドを使わない時代から、LANを組む為には機器の設定やIPの設計をしていましたが、それらがAWS上で組めて、そこにサーバも設置してパブリック・プライベートと設定出来るので、AWSを使う上でベースとなるサービスです。

以下の知識が必要となってきます。

  • サブネット
  • サブネットマスク
  • CIDR

手順

このページには本線を進める為に必要な、Amazon VPC(Virtual Private Cloud)を作成する手順を記載しています。

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VPC(Virtual Private Cloud)の作成

1.VPCを選択

2.VPCの作成を選択

3.VPCの情報を入力

名前タグ「vpc01」 ※任意

IPv4 CIDRブロック 「10.0.0.0/16」 ※このVPCは10.0.までは固定であとはVPC内で割り振れますよという決め事です。基本知識の為、仕組みがわからない場合はサブネットマスクやCIDRで調べて理解する必要があります。

IPv6 CIDRブロック 「なし」

テナンシー「デフォルト」 ※物理的に専有すると有料

「作成する」でVPCは終了です。

一覧から選択してアクション>「DNSホスト名の編集」>「はい」にしておきます。

他に設定がまだいろいろあります。

インターネットゲートウェイの作成

1.VPCを選択

2.インターネットゲートウェイの作成

名前タグ「igw01」任意

作成したらVPCにアタッチしてください。これをする事でVPCがインターネットに接続されます。

インターネットゲートウェイの作成は終了です。

ルートテーブルの作成

1.VPCを選択

2.ルートテーブルの作成

名前タグ「route-table01」 ※任意

VPC「vpc01」 ※先ほど作成したものを指定

一覧から作成したルートを選択>下のタブから「ルート」を選択>編集>追加>0.0.0.0/0 igw01のID>保存

これをする事でVPCからのインターネット接続がインターネットゲートウェイを通るようになります。

ルートテーブルの作成は終了です。

サブネットの作成

1.VPCを選択

2.サブネットの作成

次の工程でサブネットを全部で4つ作成します。

  • アベイラビリティゾーン「a」パブリックサブネット
  • アベイラビリティゾーン「a」プライベートサブネット DB用
  • アベイラビリティゾーン「c」パブリックサブネット
  • アベイラビリティゾーン「c」プライベートサブネット DB用

アベイラビリティゾーン「a」パブリックサブネットを作成

名前タグ「public-subnet01a」 ※任意

VPC「vpc01」 ※先ほど作成したものを指定

アベイラビリティゾーン「a」

IPv4 CIDRブロック「10.0.0.0/24」

アベイラビリティゾーン「a」プライベートサブネットを作成

名前タグ「private-subnet01a」 ※任意

VPC「vpc01」 ※先ほど作成したものを指定

アベイラビリティゾーン「a」

IPv4 CIDRブロック「10.0.1.0/24」

アベイラビリティゾーン「c」パブリックサブネットを作成

名前タグ「public-subnet01c」 ※任意

VPC「vpc01」 ※先ほど作成したものを指定

アベイラビリティゾーン「c」

IPv4 CIDRブロック「10.0.2.0/24」

アベイラビリティゾーン「c」プライベートサブネットを作成

名前タグ「private-subnet01c」 ※任意

VPC「vpc01」 ※先ほど作成したものを指定

アベイラビリティゾーン「c」

IPv4 CIDRブロック「10.0.3.0/24」

これでサブネットの作成は終了です。

一覧からpublic-subnetを選択してアクション>自動割り当てIPを「はい」にしておきます。

ルートテーブルの画面に戻り、パブリックサブネットを関連付けておきます。

Elastic IPの割り当て

1.VPCを選択

新しいアドレスの割り当て

Elastic IPの割り当ては終了です。

これでVPCの作成は全て終了です。あとは中にサーバインスタンスをたてていきたいと思いやす。

本線はこちらです!

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