カンファレンス:メルカリ山田進太郎氏、さくらインターネット田中邦裕氏、ランサーズ秋好陽介氏、コルク佐渡島庸平氏のビジネスモデルジェネレーション感想まとめ

お姉さん方綺麗でした。ゴスロリファッションというのでしょうか。そういう方も参加していらっしゃいました。

勉強会に行ってみようと思い、検索したらdots.で気になるカンファレンスがありましたので行ってきました。

ビジネスモデルジェネレーション - dots. Conference Spring 2016 –

http://eventdots.jp/event/580335

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行ってみようと思った理由

フリマアプリのメルカリの代表の山田進太郎さんが登壇するとの事で、先ず僕はそこがすごい気になりました。

以前、PHPカンファレンス2014でメルカリの開発の方が登壇していたのが印象的で、それからメルカリについて調べてたりしていたら、アプリも確か1年くらい前に1000万DLしたとかニュースになってて、そんなに伸びたんだって関心していました。

何故なら、当時スマートニュースが1000万DLで凄いってなって、物販アプリがそれと同等の数っていうのが普通ではないと感じたからです。広告が多かったとかそこまでわかりませんが明らかにニュースアプリの方が広くDLされるはずだと思っていたのです。

やがて、メルカリのアプリのCMが世間的にも物販界でも騒がれてきて、小遣い稼ぎにアプリで相場より安い商品を色々買ってみたりしました。買ったり売ったりもしましたが、かなり使いやすいサービスでした。操作性もですし、キャッシュフローの手軽さというかやり取りが、スムーズかつ気楽な感じでした。そして適切な値段であればすぐ売れました。あとはイベント限定グッズとか購入した瞬間に出品してみたらすぐ売れていきました。何かアプリ内のユーザ間でローカルルールがあり、「●●さん専用なので他の人禁止」出品とか「何なの?」って感じでしたが非公式ルールだったみたいなので納得しました。

登壇されるのは、他にも僕が使っているさくらインターネットの代表の方や、ランサーズの代表の方、バガボンドや宇宙兄弟などの有名漫画家の元編集をされていた方。

そんな豪華メンバーで、有料だったのですが懇親会なしで1000円、ありで3000円という破格だったので僕は気づいた時には申し込んでおりました。すぐ埋まるだろうと思ったからです。

しかし、実際は44/120人とか上限人数の半分も集まっていなかったようだったのです。何故上限に達していないのか不思議でたまりません。本当に何故なのでしょう。勉強会ブームが過ぎてるのでしょうか。それとももっと技術的な勉強会の方がエンジニアには人気があるという事なのでしょうか。もしかして木曜18:30からという時間帯だから?

ここから自分用のメモです。

ビール飲みながら書いたので大事なところ書いてなかったり、捉え方違う箇所もあるかと思います。自分用のメモなので参考までにお願いいたします。何かあれば消します。

株式会社コルク代表 佐渡島庸平さんのお話しメモ

・はたらきまん。ドラゴン桜。
・村上春樹はプロモーションうまかった、世界市場に向けて専属契約して活動したからノーベル賞候補までになった。
・作家エージェント業を作った。
・cakesの人は編集者だった。加藤さん。
・youtubeは限界がある、テレビがネットになっただけ。電子書籍も本がネットになっただけ。
・じゃあインターネットの新しいコンテンツはどうやって作るか、作家とエンジニアが近くにいて新しいコンテンツを生み出す。
・いさかこうたろうの推理小説はあるテクニックを使っている、ある伏線を使う。伏線の張り方がうまい。他の作家とやり方が違う。すぐに伏線を回収するやり方で一回裏切る。読者が忘れたころにその伏線を使う。二回目の回収はいくつかの伏線を同時に回収する。人を驚かせるテクニック。
・親近感、おふくろの味は親近感。今の時代のコンテンツは親近感とどれくらいあるかが非常に重要。
・作家の全人格を通してファンと通じ合う。日々情報発信をして親近感を持ってもらった上で発表すれば見てくれるんじゃないか。それをスマートに無理のない形でやりたい。
・ECで最近ヘアピンを作った宇宙兄弟の。一週間で1500人が買ってくれた。漫画の中で出てくるヘアピン。みんな写真を送ってくれる。
・僕らは作家の頭の中を公開している。
・トルクというエンジニアマネジメント業をしている。エンジニアは次世代のクリエイターではないかと思っている。
・メドレーのCTO石井さんと話した。過去に新人賞とった。小説家になった。
・プログラム出来る人は新しい思想を伝えられるのではないか。
・漫画も手塚治虫時代からクリエイティブなものになった。プログラムもクリエイティブなものになっていくのではないか。
・ディズニーランドのような役に立たないけど面白いものを作っていきたい。
・一緒に働きたいエンジニア募集なう。
・今までのインターネットはファンとの薄い関係だったが、濃い関係のものが増えていくのでは。
・ほとんどのサービスゲームは隙間時間をとるようになっている。僕らの作るものは魂の食い物だ。長時間何かを楽しみたいと人は思うはず。UIや待ち時間が不便だからあまり使われない。課金手続き踏むのにも一苦労。面倒くさいが人をコンテンツから遠ざけている。そこをしっかり開発すれば大丈夫。
・日本には作家のエージェントがない。今までなかった理由とは? 書店・雑誌多いの日本だけ。書店という販売チャネルが強いのでそこと作家が紐づいていたから。
・消しゴムライフという本は一番力を入れている新人作家の本。

dotsConference

↑「ケシゴムライフ」参加者に¥700の漫画が配られました。

面白いっす。兄も漫画を描いているので貸してみたいと思います。

⇒社長らしい非常に抽象度の高い話で賛否あるのかもしれないがわくわくしました。意識高い系起業家のような感じがしました。コンサルタント業的な感じ。わかりやすく一人ひとりに話しかけている話し方でした。

ランサーズCEO 秋好陽介さんのお話しメモ

・あらゆる事を可視化。
・エンジニアスキルもタグで可視化。

⇒秋好さんが話される前に乾杯になったのでビール片手で全然メモ出来なかった(笑

メルカリ代表 山田進太郎さんのお話しメモ

・サービス作ってから2年半 2013設立 従業員230人 アメリカ35人内半分サポート
・エンジニア60人
・調達は42億 (どこから?
・新たなマーケットプレイスを作る。
・今アメリカを本気でやっている。9割アメリカ優先。ABテストもアメリカを先にやってる。アメリカ重視。
・大胆にやろうというのを重視している。アプリなのにCMやる。3−4億かける賭け。大胆にやってきた。
・子会社でソウゾウというのを作って別アプリを作っている。新しい事をやろうとしている。
・メルカリ月間数十億売り上げ 10%手数料 DL3200万 1月毎に100万くらい増えている。
・メルカリはフリマアプリ市場の9割。
・ジャンル:レディース、エンタメ合わせて全体の半分、意外とベビーキッズが12%もある。
・取引が早いのが売り。
・今後、ジャンル拡大(車とか) 新会社設立 アメリカ展開(かなり重視)

⇒フリマアプリでそこまで伸びるのかというのと、いつ世界を変えるアプリになるのか楽しみに感じました。

さくらインターネット代表 田中邦裕さんのお話しメモ

・学生時代サーバレンタルしていてそれがきっかけで企業。
・ロボコン
・apacheの日本語版コミュニティ翻訳に関わっていた。一番最初の翻訳をやっていた。
・ロゴジェネレーター作った。とある丸丸とか進撃の巨人系とか作った。
・sakuraの由来はアニメだと諸説あるが海外で桜でわかるからとだけいっておく(笑

⇒落ち着いた雰囲気の中、笑いを確実にとっていくスタイルが印象的でした。

パネルディスカッション

・どういうふうにエンジニアが働きやすいようにしているか
秋好さん:設備道具は最初から全てあった。特に意識していなかった。自分も周りもエンジニアだった。ランサーズ上でメルマガをうつと応募があった。
山田さん:どういう風に集めたか。創業者エンジニア。それまでにあった人たちに声をかけて立ち上げた。ツイッターで募集した。最初のコアメンバーには株主として入ってもらった。コアメンバーを重視して土曜日に夜なべして基本設計して、半年間続けて基礎を作った。最初が重要。その人たちがエンジニアを選んでいく。
田中さん:最初は1人。クラスメイトにアルバイトで。その中で優秀な人に株主として引きづり込んだ。近づいてきた人に株を渡して力を貸してもらっていた。

佐渡島さん:優秀なエンジニアとは?
秋好さん:テッキーな人はコミュ障。サービス愛がある人。ランサーズにコミットしてくれる人を優秀としている。
山田さん:1人は何でも新しい事やってみる。1人はPCの原則的な事知っていた。対象の2人。
リスク許容度が高いエンジニアとそうでない人がいる。
田中さん:異常なまでの好奇心のある人。全員好奇心旺盛だと性質上まずいけど欲しい。手段がないと約束できないエンジニアならスタートアップ成り立たない。

秋好さん:1人目の社員は弟でデザイナー。炎上したところにPHPの本3冊買って渡してやってもらった。
田中さん:未経験の人昔は雇わざるを得なかった。今は未経験を雇うとコストがかかる。好奇心旺盛だったらよいが100人に1人。IT業界では職種別レイヤーの階層がなくなってきている。

社外に見える事で活躍していることありますか?
山田さん:スラックとかのツールとか勝手に使い始めていた。デプロイしたら勝手に通知がくるとか。勤怠を自動的になっていた。社内のWifiに接続したら出勤するようになる。そういうハッキング系が好きな人が多い。
田中さん:スラックとチャットワーク両方使っている。寛容であるべきだと社内でいっている。スラックを使えるという会社はエンジニアが過ごしやすい会社なのではないか。スラックはオープン。インターネットはオープン、シェア、ジョイン。勝手に入れる。
秋好さん:両方使っている。エンジニアはスラック派。

エンジニアとエンジニア以外について

山田さん:エンジニアは12:00−17:00がコア。PCやメールも好きなもの選べる。差異はとくにない。
田中さん:エンジニアだから特別視しない。技術が大事なだけで技術者が大事な訳ではない。

佐渡島さん:うちでは作家の才能をサポートしている。チームマネジメントをやる為に工夫はありますか?
秋好さん:プロダクトはPM、エンジニアは開発、ランサーズに誠実かどうかで評価。
山田さん:エンジニア出身の人が多い。エンジニアよりになっている。
田中さん:半分以上の人は5年以内に入った人。ずっと一緒だとチームビルディングをやる必要がなくなる、チームビルディングのモチベーションがなくなる。

佐渡島さん:ゲーム事業。人員構成を変えられなくて困っている会社もあるかと思う。
田中さん:7割がエンジニア。バックエンドエンジニアが多い。最近はパイソンかrubyかphpかもめている。同じレイヤーの人がもめるだけでレイヤー超えてもめることはない。
山田さん:子会社のバックエンド。メルカリはPHP。子会社ソウゾウはGO。多様性が出てきている。1つにすると寛容じゃなくなり色んな技術者が集まれる環境ではなくなる。色んな人が集まれるようにしたい。アメリカ版は日本で開発メイン。10人くらいアメリカにもいる。
秋好さん:ランサーズで活躍した人を市場価値下げるような育て方はしたくない。エンジニアは二極化していてつきつめるか、新しい技術を追い求めるか。悩ましい。

佐渡島さん:創業時にイメージした形と違う今
山田さん:こんなにDLされるとは思わなかった。ラッキーだった。
田中さん:秋葉の体験コーナーで自分のサービス使えた事が感動した事。サーバー業20年やっているのはさくらくらい。インターネットの可能性を見ていた。
秋好さん:HPを作ったら依頼されてお金をもらった経験で企業。最初誰もサービス使われなかった。シェアリングエコノーミー最近実感している。

佐渡島さん:流行っているのはエンジニアの力なのかマネージャーの力なのか。漫画は漫画家。エンジニアが全部やった方が良いのでは?
秋好さん:熱狂する創業者、HP作って5万円もらった経験。エンジニアじゃないと絶対ではないがエンジニアは高速。
山田さん:へっぽこプログラマーでも昔はなんとかなった。最近は難しくなってきてコラボレーションしないと出来なくなってきている感覚。
田中さん:全てのハードルが上がった。誰がキーマンか。精神論は重要。1人でもコミットしてくれる人がいないと難しい。

佐渡島さん:エンジニアが働きやすいような工夫のアピール
山田さん:海外に行ける。アメリカに力を入れているから。VISAが出しやすい。英語が出来る人行ける。出来なくてもやる気があればチャンスある。海外にチャレンジしたい人にはチャンス。
秋好さん:在宅ワーク可能。ユーザーと近い。ランサーオブザイヤーでユーザーの声を聞く。アナログで聞ける。やりがいがある。
田中さん:自社サービス無料で借りれる。すごいやつはラック借りてる。自分でサービス作ってVPS10台借りてる人もいる。有給2日以上続けると報酬貰える。マネージャーは育休貰っている。最近は残業時間が月に平均7時間。プライベートを充実させている。副業OKにしている。残業代全部つけている。含みではない。

⇒自分用のメモの為、かなり抜けも多いのと、違う解釈してしまったかもです(何かあれば消します)が、それぞれの会社でのエンジニアの様子が話から少し垣間見えました。

結論としてはどこもエンジニアを募集しているとの事でした。

いただいたお土産

・ビール×2本

ケシゴムライフ

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・Tシャツ

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P.S.

家に残っていた「いいちこ」を流しに捨てました。しばらくは禁酒死酒でいきたいと思います。

禁酒死酒って口に出して言ってみると中々言いづらいです。

↓無事トイレにあったdots.さんのカバン

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おやすみなさいませ。